特殊な形状のデバイス評価用ソケットをお手伝いさせていただきました。
バーンイン試験の耐熱温度の関係で、メイン材質はウルテムを使用しています。
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カスタム品のため、メニュー表はご用意していませんが
『全部乗せ』のご注文をいただいた内容は下記になります。
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【お客様のご要望】
①特殊な形状のため、デバイスピンに負荷がかからない形状にして欲しい。
②デバイスの一部分が発熱するため、ヒートシンク機能を搭載して欲しい。
③ケース長のみ変わる2パターンのデバイスで使用できると嬉しい。
※基本条件として、耐熱温度クリア、油脂・ホコリの付着厳禁。
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【ソケット設計&製造】
①凹凸がありながらも、デバイスシート側は異なる高さの平面で支えてくれる形状です。
・プローブピンもオーダーメイド対応です。
②バーンイン槽内での電源供給は難しいため、ファン付きは選べず
・プローブピン&銅ブロックによるヒートシンク機能をご提案しました。
③デバイスシートを2つ作れば簡単ですが、1つで2種のデバイス形状を
・サポートできるデザインにしました。
・デバイスシートのコストは1種類のみ、交換の手間も不要なため
・コストダウンと時間短縮が同時に叶います。
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ちなみに、ウルテム材(ポリエーテルイミド)は強度があり、優れた耐熱性など
現在世界でも引っ張りだこの素材だそうです。
弊社では、ウルテム材を常備している国内協力工場がございますので、ご安心ください。